轟神社秋季例大祭
毎年11月第2日曜に行われる例大祭は、土地の海の幸・山の幸など自然の恵みとそれらを育む源となる水への感謝祭でもあり、林業・農業・漁業などに携る地域の人々によって400年以上継承されてきた伝統的なお祭りです。
神社を出発して急な石段をかけ降り本滝に向かう暴れ神輿が有名で、特に御神輿を担いだまま滝壺に入る滝渡御では人と神輿と自然が一体となるような荘厳な情景が繰り広げられます。
神輿の担ぎ手は前日から神社に泊まり込み、夜通し滝で禊ぎ心身を清めます。
禊ぎの合間には地域の女性たちが調理してくれる食事をいただきながら朝に向けて結束を固めていきます。
食事に使われるのは、海部川を下り流れつく先にある海部鞆浦漁協・大敷網組合から毎年奉納される海の幸と、近隣の山々で採れる山の幸、海部川流域の田畑で採れた米や野菜、柚子の酢など海部の恵みです。
海部の自然と、農作物を育て収穫する農家さん、魚を獲る漁師さん、調理してくれる女性陣、そして神輿を担ぐ男性陣。
阿波海部の地で続く轟神社秋例大祭は、神輿滝入りや食を通して海と山の繋がり、人の繋がり、水の大切さを伝える伝統行事です。
開催日時
毎年11月第2日曜
14時00分~轟神社で祭儀
15時00分頃~轟本滝神社への神輿お滝入り、餅投げが終わり次第「暴れ神輿」出発
※神事のため、時間・内容が変わる場合がございますので、ご了承ください。
※当日は会場手前に臨時駐車場を設け、海上までシャトルバスが運行する予定です。
ギャラリー
photo by 久富健太郎 Kentaro Hisadomi